①相談
障害のある方やご家族から、生活や福祉に関する困りごとや希望を伺う段階です。
・日常生活の課題や困りごとヒアリング
・利用可能な福祉サービスや支援制度の案内
・必要に応じて専門機関への紹介
ここで得た情報が、その後の支援計画の基礎となります。
相談支援事業とは障害のある方やご家族が地域で安心して生活できるよう、生活や福祉サービスの相談、サービス等利用計画の作成、関係機関との調整など、さまざまな支援を行っています。地域の専門機関と連携しながら、ひとりひとりに合ったサポートを提供します。
相談から支援までの流れ
②アセスメント
相談内容をもとに、生活状況や本人・家族のニーズを整理し、支援に必要な情報を評価します。
・生活環境、健康状態、社会参加の状況を確認
・本人や家族の希望、目標の整理
・支援が必要な優先事項の明確化
この段階で、具体的な支援方針や目標が見えてきます。
③ケア計画の作成
アセスメントの結果をもとに、具体的な支援内容やサービスの計画を作ります。
・利用する福祉サービスの種類や内容を決定
・支援の頻度や方法、担当者の役割を明確化
・本人や家族と合意したうえで計画書を作成
計画は個別性を重視し、本人の生活目標に沿った内容になります。
④ケア計画の実施
作成した計画に沿って、実際に支援やサービスを提供する段階です。
・介護サービス、生活支援、医療機関との連携などを開始
・支援の提供状況を記録・確認
・必要に応じて計画の微調整
計画通りに支援が進むよう、担当者や関係機関と連携します。
⑤モニタリング
支援が計画通りに行われているかを定期的に確認し、必要な対応を行います。
・本人や家族の満足度や困りごとをヒアリング
・支援内容や方法の効果を確認
・問題があれば速やかに調整・改善
この段階で、支援の質を維持し、生活の安定を図ります。
⑥評価
一定期間ごとに、支援全体の効果や成果を評価します。
・計画目標が達成されているかを確認
・支援方法やサービス内容の改善点を検討
・評価結果は次回の支援計画に反映され、再び②アセスメントからサイクルが始まります。
評価結果をもとに、より良い支援を提供できるよう次の計画に活かします。
担当者
秋場 隆章
主任介護支援専門員
社会福祉士/認定ケアマネジャー/ワークサポートケアマネジャー
認定ケアマネジャー/産業ケアマネジャー/相談支援専門員